Generated by All in One SEO v5.0.0.1, this is an llms.txt file, used by LLMs to index the site. # -創発領域- Life's but a walking shadow... ## Sitemaps - [XML Sitemap](https://ken1shiki.com/sitemap.xml): Contains all public & indexable URLs for this website. ## 投稿 - [BD-04-03:理由](https://ken1shiki.com/bd-04-03/) - なぜですか? シャリーは重ねて尋ねた。 「オーザさんは、錬金術師ギルドとして保有しているものをいくらでも使 - [BD-04-02:錬金術師ギルド](https://ken1shiki.com/bd-04-02/) - セレナが神官補たちを引き連れて旅立ったのを見送って、シャリーはケインたちの店へと向かった。シャリーは一度歩い - [油色の町](https://ken1shiki.com/short_06_oily-town/) - キラキラと降るそれらは、紡錘形に世界を彩《ゆがめ》る。それらは水滴とも違う何かで、しかし巨大な水滴ともとれるような何か。それは七色に光を反射して、しかしどうやっても触れることは叶わない。虹のように掴み所がなく、一方で、その原理は未だ判明していないもの。 - [短編を集めたページ](https://ken1shiki.com/shortstory-index/) - このページは一式短編(他の長編に属さないもの)を集めたページです。かつてカクヨムにあったものを中心に掲載していきます。 - [輝く森の中心で、君は眠る](https://ken1shiki.com/short_12-shiningforest/) - 今日は12月24日だ。気が遠くなるくらいの古の時代、この日は特別な日だったらしいね――僕は彼女にそう尋ねた。 - [#99-02: 降りてきた天使](https://ken1shiki.com/ussumw_99_02/) - ←previous 俺たちは誰ひとり戻ってこなかった。城からは誰も出てこなかった。一室が派手に燃えていたから - [BD-05-02:手繰られる陰謀の糸](https://ken1shiki.com/bd-05-02/) - オーザは海岸に倒れていたところを、錬金術師ギルドのメンバーに発見された。その後すぐに霊薬による処置がおこなわ - [OreKyu-04-005:利他性と利己性、そして本能](https://ken1shiki.com/orekyu-04-005/) - 俺たちはまた地下のあの部屋へと戻った。そしてすっかり空腹になっていたことを思い出し、まずは置いてあったカップ - [OreKyu-04-003:メモリ最適化のエグゼキューション](https://ken1shiki.com/orekyu-04-003/) - 俺は口の中がひりつくのを感じながら、メグ姐さんのキリッとした横顔を見る。メグ姐さんはてっきり怒っているものだ - [BD-03-03:エライザとシャリーの出会い](https://ken1shiki.com/bd-03-03/) - エライザが聖神殿に戻ると、すぐにセレナが出迎えにやってきた。 「おかえりなさいませ、エライザ様」「うん。ん? - [BD-03-02:謀略の渦](https://ken1shiki.com/bd-03-02/) - 「実を言いますと」 数秒の沈黙の末に、エルドは言った。 「我々ギラ騎士団は、すでに魔神サブラスの調査を行って - [BD-02-01:男装の女神官、襲来](https://ken1shiki.com/bd-02-01/) - 果たしてその行程では、取り立てて何の事件も起きなかった。強いて言えば最短一週間の道程が雨や崖崩れの影響で一ヶ - [「薄紅色コスモスの花束」- 読書感想文](https://ken1shiki.com/book-report-003/) - 本書「薄紅色コスモスの花束」は、2022年2月に発売された|佑佳《ゆうか》さんによる物語です。文芸社さんです - [創世のスカーレット - INDEX](https://ken1shiki.com/introduction-scarlettheorigin/) - 想い人に近付くほど、私は世界を壊してしまう。宇宙はあまりにも、儚い――「メビウスと蛇」シリーズ、第一幕第一部「創世のスカーレット」のトップページ。SFを背景にしたハイファンタジー小説。--ゼタ狩りで生きてきた少女・スカーレットは、流れ着いた町で、ジルという女性と宇宙を超えた再会を果たす。 - [赤の魔神と錬金術師-INDEX](https://ken1shiki.com/the_bloody_demon_and_the_alchemist/) - 一言で言うと、錬金術師シャリーは、飢えていた。とても飢えていた。今や手元にあるのはお手製の栄養ドリンクだけ。彼女はそれだけで一週間を生き延びた。今や体液のことごとくが栄養ドリンクに置換されてしまっているのではないかというほど、彼女は栄養ドリンクを生成しては摂取して、それでなんとか生き延びていた。 - [BD-07-10:運命に抗う](https://ken1shiki.com/bd-07-10/) - あっ……!? もしかして! シャリーは雨に打たれながら、目を|瞬《しばたた》かせた。 「できる、かも…… - [BD-99-99:エピローグ~変わらないもの](https://ken1shiki.com/bd-99-99/) - めちゃくちゃ。 めちゃくちゃ、おなかが、すきました……。 シャリーはそんな夢を見ていた。空腹も限界極まれ - [BD-07-09:未来へ思いを](https://ken1shiki.com/bd-07-09/) - シャリーの言葉に、サブラスは目尻を吊り上げた。 『ふざけてなど――』「あなたにとっては、人間の命など、百万人 - [BD-07-08:神への啖呵](https://ken1shiki.com/bd-07-08/) - 『……ッ!』 クレスティアとサブラスの中間地点で光が弾けた。クレスティアもサブラスも一歩退いて、その光の激流 - [BD-07-07:己が首を持つ騎士](https://ken1shiki.com/bd-07-07/) - シャリーののんびりした口調を受けて、ケインが呆れる。 「どうしましょうかねぇって、おまえなー」「ケイン、たし - [BD-07-06:赤の魔神](https://ken1shiki.com/bd-07-06/) - シャリーの言葉に、エライザが「何だと!?」と天井に開いた穴を睨んだ。シャリーは揺れの方向を確かめて「間違いな - [ピザとコーラと白昼夢](https://ken1shiki.com/short_03_pizza-cola-reverie/) - キリストが生まれて死んで、それから二千数百年が経った頃。今ではもはや|A.D.《西暦》なんて表現はもう陳腐で - [ブライトワルト](https://ken1shiki.com/short_01_brightwalt/) - ほら見てみて――言われて、僕は空を仰ぎ見る。僕たちがいるのは、闇の中に沈む森。鬱蒼たる夏の樹葉が藍色の空を翳らせている。湿り気を帯びた大気の向こうに、燦然たる巨大な輝きがちらちらと揺れていた。 - [BD-07-05:嗤う首](https://ken1shiki.com/bd-07-05/) - 『ぐわぁぁぁっ!』 エルドは大量の血を吐いた。その上半身は無茶苦茶に傷付き、鎧は壊れ、内臓すら|溢《あふ》れ - [ロストサイクル - INDEX](https://ken1shiki.com/lostcycle-index/) - 世界を救うのは、ほかならぬメガネの高校生――に恋した美人女子大生!? - [BD-07-04:変身!](https://ken1shiki.com/bd-07-04/) - まえぶれもなく、ケインの姿が広間の中央に出現した。予想外の新手の出現に、エルドは一瞬動揺を見せる。だが、現れ - [BD-07-03:仮説のまま](https://ken1shiki.com/bd-07-03/) - 眼下に凄まじい戦闘を見ながら、ケインは「なぁ、アディス」と乾いた声を発する。 「どうして俺たち、こんな観戦モ - [BD-07-02:エライザの戦い](https://ken1shiki.com/bd-07-02/) - 暗黒の城はシャリーたちを拒絶することはなかった。大荒れの海の中を渡る橋を、|飛沫《しぶき》の一つも浴びもせず - [BD-07-01:最も大切なもの](https://ken1shiki.com/bd-07-01/) - なんだなんだ!? ケインは大いに戸惑った。それまで自分たちを拘束していた力が不意に消え去ったかと思えば、次 - [BD-06-04:説得と取引、そして。](https://ken1shiki.com/bd-06-04/) - その日の夕方には、シャリーたちはディンケル国家騎士によって身柄を拘束されていた。シャリーたちにその手を逃れる - [BD-06-03:神を滅するという望み](https://ken1shiki.com/bd-06-03/) - エライザの鋭い視線を受けても全く萎縮することなく、エルドは言う。 「そこに出てきたのが、まさかのヴラド・エー - [治癒師と魔剣-INDEX](https://ken1shiki.com/healer_and_demonssword-index/) - 神官であるファイラスと、かつてファイラスに救われた少女ケーナ。そして二人の親友でもあり、次期騎士団長候補でもある凄腕の騎士・イレム。三人は共に北方の反乱鎮圧の増援として派遣されることになる。しかしそこには人間の兵士のみならず、圧倒的に強力な異形たちがひしめいていた。 - [BD-06-02:王宮とギラ騎士団の対峙](https://ken1shiki.com/bd-06-02/) - ぼんやりとした朝日を背にして、一層黒々として佇む海上の城。エライザは自室からその威容を眺めていた。結局のとこ - [BD-06-01:算段](https://ken1shiki.com/bd-06-01/) - 瞬き一つの後、セレナを加えたシャリーたちは、ケインたちの仕事場兼住居に戻されていた。 「あの騎士、なんだった - [BD-05-05:白銀の騎士](https://ken1shiki.com/bd-05-05/) - 暗黒甲冑の騎士の大剣が机を叩き割る。強烈な打撃音とともに、大量の木屑が跳ね上がる。その一部が細かい|鏃《やじ - [BD-05-04:襲い来るセレナ](https://ken1shiki.com/bd-05-04/) - 一瞬の暗転の後、シャリーたちは見知った空間に出ていた。あの魔神サブラスと戦った広間だ。 そこは静寂に包まれ - [BD-05-03:死地へと向かう](https://ken1shiki.com/bd-05-03/) - 聖神殿の周りには、突如現れた暗黒の城に不安を覚えた人々が大挙して押し寄せていた。すっかり日は落ちていたが、み - [OreKyu-99-999:あとがき](https://ken1shiki.com/orekyu-99-999-postscript/) - 割と蛇足なあとがきですが、なんとなく書きたかったので。 ここから読まれるなんて方もいなくはない気がするのでネタ - [BD-05-01:仕切り直し](https://ken1shiki.com/bd-05-01/) - シャリーたちがまともに食らったのは集団転移の魔法だった。視力が戻った時、三人は錬金術師ギルドの前に座り込んで - [BD-04-06:暗転](https://ken1shiki.com/bd-04-06/) - シャリーの目の前で、セレナが声にならない悲鳴を上げて崩れ落ちた。 「セレ姉!」 ケインが咄嗟に黒曜石の魔神 - [BD-04-05:眠るクレスティア](https://ken1shiki.com/bd-04-05/) - 暗黒の城までまっすぐに、数百メートルに渡って道が生じていた。一見すると石橋だが、何十年も海中にあったとは思え - [BD-04-04:誘い導く黒い影](https://ken1shiki.com/bd-04-04/) - 脳までを貫き通した閃光と、直後に襲いかかってきた轟音。それに次ぐ衝撃波。四人は盛大に波を被り、たちまちのうち - [BD-04-01:シャリーの決意](https://ken1shiki.com/bd-04-01/) - あれ? ここはどこだっけ? シャリーは目を開けてしばし考えた。部屋はまだ薄暗い。腹時計的には間もなく日の出 - [BD-03-05:運命という名のバイアス](https://ken1shiki.com/bd-03-05/) - 冷静な視線を叩きつけながら、アディスが淡々と尋ねる。 「あなたが魔神の手先ではないこと。それを証明できますか - [BD-03-04:不可解な男](https://ken1shiki.com/bd-03-04/) - 日はすっかりと落ちた。空は暗い雲に覆われており、地上はまとわりつくような湿気に包まれていた。今すぐにでも雨が - [BD-03-01:女王とギラ騎士団](https://ken1shiki.com/bd-03-01/) - エレン神殿の聖騎士エライザ、筆頭宮廷魔導師アリア、そして女王ヘレン。ディンケル海洋王国の政治は、実質この三名 - [BD-02-03:シャリーの理想は高く難く](https://ken1shiki.com/bd-02-03/) - セレナの憤慨を受けて、シャリーが顔を上げる。 「ヴラド・エール神はその時からずーっと|彷徨《さまよ》っている - [BD-02-02:ヴラド・エールにかけられた呪い](https://ken1shiki.com/bd-02-02/) - 四人に増えた一行は、そのまま丘を下り、城下町へと入る。メレニ太陽王国の事実上の属国という立場にあるために、都 - [BD-01-04:魔石の噂を前にして、人生一発逆転の夢を見る](https://ken1shiki.com/bd-01-04/) - アディスの言葉に、ケインは「ん?」と首を傾げる。 「魔石って、なんだ? 金になるのか?」「ええ、そりゃぁ」 - [BD-01-03:シャリーはひたすら干し肉を食べ続ける](https://ken1shiki.com/bd-01-03/) - 乗合馬車の荷台に乗り込んだのは、結局はシャリーたち三人だけだった。乗り心地の良い乗り物とは言えたものではなか - [BD-01-02:先行投資は熊鍋と焼麺で](https://ken1shiki.com/bd-01-02/) - シャリーの目の|潤《うる》みが限界に達しようとしたまさにその時。「おじさーん」と若い男の二人連れが御者に声を - [BD-01-01:行き倒れ寸前の錬金術師の少女は命を賭けて交渉する](https://ken1shiki.com/bd-01-01/) - めちゃくちゃ。 めちゃくちゃ、おなかが、すきました。 生命維持に必要な栄養は、《《おくすり》》で摂取でき - [カセドラル・ブラッド - INDEX](https://ken1shiki.com/index-cathedral_blood/) - 主人公はテロに遭遇し命を落とす。間違いなく死んだはずだったのに、荒廃した世界で目を覚ましてしまう。社畜気質の主人公は、その世界でも似たような境遇に陥ったりする。主人公は「超人類」に属することになるが、その中で敵対組織のエージェントたちと死闘を(図らずも)繰り広げることになる。この世界は一体どうなっちまったんだ? どうして俺の上官(?)たちは無茶と理不尽しか言わないんだ……? ※本作品は、「カクヨム」他の投稿サイトに掲載されている同名タイトル作品を全面的に改訂したものです。 - [腰痛剣士と肩凝り魔女 Introduction](https://ken1shiki.com/introduction-unswordable_swordman_and_unmagicable_witch/) - どうやっても戦えない剣士と、どうしても魔法を使わない魔女――「腰痛剣士と肩凝り魔女」のトップページです。腰が痛くてろくに戦えない剣士を主人公に、魔法を使おうとしない魔女、精霊使いの幼女、竜族の末裔である怪力少女の四人が、「魔女狩り」の元凶を問い詰めるために旅をします。 - [腰痛剣士と肩凝り魔女・人物紹介](https://ken1shiki.com/characters-unswordable_swordman_and_unmagicable_witch/) - 目次ページ 「腰痛剣士と肩凝り魔女」に登場するキャラクターたちを紹介しますよ! エリさん 本作「腰痛剣士と肩凝 - [大魔導と闇の子-INDEX](https://ken1shiki.com/wizards_and_abyss-index/) - だいじょうぶ。私は、負けない――。 - [WA-09-99:岐路~エピローグ](https://ken1shiki.com/wa-09-99/) - まいったわねぇ。 意識を取り戻したセウェイは、バツが悪そうな顔をして肩を|竦《すく》めてみせた。 グラヴ - [WA-08-07:弾劾](https://ken1shiki.com/wa-08-07/) - バカな! そんなバカなことが! ハインツは魔法障壁を容赦なく突き破ってくる光を迎撃しようと、持ちうる全て - [WA-08-06:"Fiat lux!" 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ハインツが指を鳴らすと同時に、トバースたちは強い脱力感に襲われる。 「魔力が、吸われてる……!?」 霧に。 - [WA-07-07:悪魔召喚](https://ken1shiki.com/wa-07-07/) - カヤリは霧の中心部にいる。トバースは確信をもつ。人形師とも呼ばれるトバースであったから、憑依可能な対象の位置 - [WA-07-06:対峙の時](https://ken1shiki.com/wa-07-06/) - こんのクソ結界がぁっ! トバースはエクタ・プラムの強固な結界を恨む。正面から堂々と入れるなら苦労しない。だ - [WA-07-05:ビジータイム](https://ken1shiki.com/wa-07-05/) - このクソ立て込んでる時に、なんだってんだ……! ヴィーからの応答はすぐにあった。トバースにしてみれば、簡単 - [WA-07-04:犠牲の天秤](https://ken1shiki.com/wa-07-04/) - 空が震え、遠くグラヴァードの居城まで、魔力の突風が吹き付けてくる。 「始まる、か」 未だに回復してこない魔 - [WA-07-03:ヴィーの中の正義](https://ken1shiki.com/wa-07-03/) - ヴィーはカヤリの中に流れ込む魔力の流れがわずかに停滞したその間隙をついて、カヤリを椅子から引きずり下ろした。 - [WA-07-02:魔神化](https://ken1shiki.com/wa-07-02/) - 部屋に入るなり、カヤリは例の椅子に腰を下ろした。妖剣テラとの接続の方法は、もう十分に心得ていた。這い寄ってく - [WA-07-01:正義の所在](https://ken1shiki.com/wa-07-01/) - ヴィーはうんざりとした様子でカヤリの部屋にやってきた。 「どうしたの? 珍しいね?」「どうしたもこうしたも。 - [WA-06-02:剣槍の大魔導](https://ken1shiki.com/wa-06-02/) - セウェイはグラヴァードからの要請を二つ返事で引き受けた。セウェイはグラヴァードに救われた三年前から、このよう - [WA-06-01:闇の眷属](https://ken1shiki.com/wa-06-01/) - 立て込んでるのよね、今。 グラヴァードからノイズ混じりの思念通話を受け取った時、セウェイは遥か南方にあるデ - [WA-05-03:背負える罪、背負えない罪](https://ken1shiki.com/wa-05-03/) - まったく、不覚を取った。 足を組んでソファに座っているグラヴァードは、苦笑しながらそう言った。窓の外には月 - [WA-05-02:正義の天秤、正義の価値](https://ken1shiki.com/wa-05-02/) - だだっ広い浴場は相変わらずの貸し切りだ。無人を確認したヴィーは、出入り口に施錠をすると豪快に服を脱いだ。カヤ - [WA-05-01:三日後の覚醒](https://ken1shiki.com/wa-05-01/) - カヤリが意識を取り戻したのは、それから三日が経ったころだ。例の「椅子の部屋」は恐ろしいほど濃密な魔力で溢れて - [WA-04-06:兵器としてのアイデンティティ](https://ken1shiki.com/wa-04-06/) - よくやった、カヤリ――。 ハインツは口角を上げる。無表情な中に刻まれた笑みの形は、さながら能面のようだ。 - [WA-04-05:緋陽陣](https://ken1shiki.com/wa-04-05/) - グラヴァードの周辺に無数の光線が降り注ぐ。一発一発が致命傷になり得る威力の攻撃魔法だ。 「《《異形》》か」 - [WA-04-04:ハインツ](https://ken1shiki.com/wa-04-04/) - グラヴァードの前に現れたのは、黒衣の男――ハインツだった。 グラヴァードは全く無感動に、その姿を正面に捉え - [WA-04-03:理想と妄想](https://ken1shiki.com/wa-04-03/) - クソッ! トバースは吐き捨てて、短距離転移で逃げようとする。だが、転移が発動しない。 「なんだっ!?」「あ - [WA-04-02:炎使い vs 人形師](https://ken1shiki.com/wa-04-02/) - 外は痛いくらいに晴れ渡り、空には嫌味なくらいに星が輝いていた。晴れているのに雪のような雨のような、細切れの水 - [WA-04-01:再潜入](https://ken1shiki.com/wa-04-01/) - |魔狼剣士団《フォールディラス》の一部隊を壊滅させてから、一週間が経過する。 その間もカヤリへの接続実験は - [WA-03-05:壊崩陣](https://ken1shiki.com/wa-03-05/) - まったく、無茶をする。 グラヴァードは|昏々《こんこん》と眠り続けるトバースを見て、小さく息を吐く。あれか - [WA-03-04:殺戮](https://ken1shiki.com/wa-03-04/) - 土砂降りのさなか、キルバー中佐はややうんざりとした表情で、馬から降りることもなく剣を抜いた。不穏な動きを見せ - [WA-03-03:僕たちには択ぶことしか、できない](https://ken1shiki.com/wa-03-03/) - エクタ・プラムに|魔狼剣士団《フォールディラス》が派遣される数日前――。 グラヴァードは愛剣の手入れをしな - [WA-03-02:繋がれた者](https://ken1shiki.com/wa-03-02/) - それからは毎日のようにカヤリに対する《《接続実験》》が行われた。最初の数日こそ、カヤリは頑迷に抵抗したのだが - [WA-03-01:接続実験](https://ken1shiki.com/wa-03-01/) - 翌朝早く、寝ぼけ|眼《まなこ》のカヤリは小さな部屋に連れてこられた。部屋の入口で立ち止まったヴィーの表情は、 - [WA-02-06:過去を見れば袋小路](https://ken1shiki.com/wa-02-06/) - だだっ広く人影もまばらな実験場の片隅にて行われたヴィーによる特訓は、一言で言って《《苛烈》》だった。 もと - [WA-02-05:一夜明けて](https://ken1shiki.com/wa-02-05/) - 目を覚ますと、窓のないその部屋は、すでに明るくなっていた。魔法の照明によって、明るさが自動的に調節された結果 - [WA-02-04:防波堤](https://ken1shiki.com/wa-02-04/) - 二人は洗い場で入念に髪や身体を洗った後、大きな湯船に勢いよく突入した。カヤリはまだ場所慣れしてはいなかったが - [WA-02-03:前を向く力にならない過去になんて、何の価値もないんだよ](https://ken1shiki.com/wa-02-03/) - 動く通路の先にあったのは、巨大すぎる空間だった。イーラの村の集会場なら十や二十が余裕で収まる広さがあり、天井 - [WA-02-02:暗中のダイアログ](https://ken1shiki.com/wa-02-02/) - 自動的に開く扉を抜けて建物に踏み入ると、カヤリたちの背後で扉が閉まった。途端に外の賑やかだった灯りが消え失せ - [WA-02-01:ヴィーとカヤリ](https://ken1shiki.com/wa-02-01/) - 男はハインツと名乗った。だが、カヤリにはそれ以外は何も伝えようとしなかった。カヤリが魔法で連れてこられた都市 - [WA-01-02:いざない](https://ken1shiki.com/wa-01-02/) - 叔父の家の外には、村人が押し寄せていた。手に手に武器になりそうなものを持ち、ギラギラした目でカヤリを見ていた - [WA-01-01:カヤリの覚醒](https://ken1shiki.com/wa-01-01/) - エクタ・プラムの崩壊から遡ること八年、紫龍歴797年のある冬の日。アイレス魔導皇国の最北端、「龍の角」と呼ば - [WA-00-00:劫火に沈む街](https://ken1shiki.com/wa-00-00/) - 居住人口三千あまり。しかし各地から無数の人々が流入しては去っていく、不夜の都。その魔導都市は、皇国のどこより - [DC-19-03:無制御と魔神](https://ken1shiki.com/dc-19-03/) - グラヴァードは自らが構築した氷壁の結界の中に、魔神ウルテラと共に浮かんでいた。地面も空もないこの結界の内側では、双方ともに自由に動き回ることは難しい。その上、外界への影響力もほとんど及ぼすことができない。グラヴァードは抜身の剣を下げたまま、「さて」と魔神に語りかける。 - [DC-99-99:治癒師と魔剣](https://ken1shiki.com/dc-99-99/) - クォーテルの亡骸に祈りを捧げていたファイラスの眼前に、いきなり抜き身の剣が現れた。見事な柄飾りの施された漆黒の長剣である。その剣の持ち主は、暗黒の大魔導、カヤリだった。 - [DC-19-02:成敗](https://ken1shiki.com/dc-19-02/) - イレムの纏っている威圧感は凄まじいものがあった。その眼力に、さしものバレスも身が竦んだ。しかしそれでもなんとか机の後ろに逃げ込む。クォーテルの死体を踏みつけながら。 - [DC-19-01:罪咎の源泉](https://ken1shiki.com/dc-19-01/) - ディケンズ領の領民および兵士たちは約百万にもなる。その尽くが数時間のうちに消えた。しかし、対価としてはまだ足りぬ――魔神ウルテラはそう言ったというのか。 - [DC-18-06:魔神光臨](https://ken1shiki.com/dc-18-06/) - 空は一面の白だった。白い空が罅割れ、その亀裂からは赤い光が漏れ出ていた。凶々しいとも神々しいとも言えない。だが、畏怖すべきものであることは確かだった。ファイラスもイレムも言葉もなくただ空を見上げている。 - [DC-18-05:タイムリミット](https://ken1shiki.com/dc-18-05/) - その瞬間、夜の闇が駆逐された。それほどの光が空を焼いた。 「させません!」 ケーナがエリシェルの剣を受け止 - [DC-18-04:再戦](https://ken1shiki.com/dc-18-04/) - エリシェルの赤黒く輝く剣は、イレムの白銀の刃を的確に往なす。だが、エリシェルの攻撃もまた、イレムには通じない。純粋な戦闘技術という点では、二人は全くの互角だった。常人の目では、その手捌き足捌きを追うこともできない。そのうえ、合間に差し込まれる攻撃魔法や殲撃は、どれも一撃必殺の破壊力を有しているのは明白だった。 - [DC-18-03:斬り込み](https://ken1shiki.com/dc-18-03/) - イレムはファイラスとケーナを従えて、ひたすらに突き進む。敵の抵抗はもはや微弱だった。思い出したように矢が飛んでくるが、そんなものは不可視の防御壁で守られたイレムたちには通用するはずもない。大型の攻城兵器も持ち出されてきたが、それらはすべて、何もできないうちに撃破された。 - [|<∀8∩Σ! - 俺たちの歴史は給湯室から始まったと言えるのかもしれない。 - INDEX](https://ken1shiki.com/index-orekyu/) - 【現代ドラマ】∧【SF】---クライアントが起こした不始末について、クライアントに謝罪に行く。 正直わけが分からないと思うが、俺にもわけが分からない。 でもこれも二次請け企業のサラリーマンの悲哀。 年下の美人上司と共にいざゆかん札幌へ。 当初は本当にプログラムの修正作業だけだと思っていたんだけど……。 待ち構えていたAI・ゴエティアによって、俺たちは苦悩させられることになる。 - [DC-18-02:見物席](https://ken1shiki.com/dc-18-02/) - 神帝師団はたったの一騎で本陣を潰す――なるほどな。 眼下で大殺戮劇を繰り広げている騎士を見て、バルコニーに立つグラヴァードは少しだけ表情を緩めた。隣で興味深げに下界を覗き込んでいるカヤリを伺うと、カヤリは呆れたように肩を竦めてみせる。 - [DC-18-01:俺が勝つと言ったら勝つ](https://ken1shiki.com/dc-18-01/) - 帝国軍の本陣は、もはや百人にも満たない規模にまで縮小していた。負傷者を尽くエウド、或いはそれ以南の都市へと送ったためである。後送された負傷者たちの多くは、物資の流通に携わる。それにより、戦で滞っていた輸送経路が復活し、必要な医薬品や食料の不足は回復しつつあった。 - [DC-17-06:聖司祭と大魔導](https://ken1shiki.com/dc-17-06/) - 同じ頃、カヤリはクォーテル聖司祭の私室に姿を見せていた。クォーテルは慌てた風もなく尋ねる。 「結界を抜いてくるとは……大魔導か」 「お初にお目にかかる」 - [DC-17-05:宣告は為され……。](https://ken1shiki.com/dc-17-05/) - ファイラスは剣に手を掛けていた。だが、グラヴァードには全く動じる様子がない。ファイラスを脅威とは認識していな - [DC-17-04:生命の天秤](https://ken1shiki.com/dc-17-04/) - 待ってください――ケーナが前に出た。 「イレム様、ファイラス様、下がってください。彼の狙いは私です」「しかし - [DC-17-03:虐殺者の出現](https://ken1shiki.com/dc-17-03/) - その静かな問いかけに、ケーナはしばらく答えようとしなかった。ただじっとイレムを見て、まるで彫像のように固まっていた。 - [DC-17-02:鞘](https://ken1shiki.com/dc-17-02/) - イレムは素早く周囲を確認する。周囲では兵士や神殿騎士たちがそれぞれの仕事に駆け回っていたが、誰もイレムたちの会話に注意を払ってはいない。イレムは燃え盛る炎が爆ぜる音に隠すように声を潜め、言う。 - [DC-17-01:幽かに燃えるもの](https://ken1shiki.com/dc-17-01/) - 幸いにしてファイラスとケーナは、カヤリの魔法の範囲にはいなかった。だが、|彼我《ひが》の軍勢の混乱状態があまりにもひどく、イレムの元へ合流するのに相当に手間取ってしまった。 - [DC-16-02:灼熱の絵図](https://ken1shiki.com/dc-16-02/) - 間違いないな――イレムは確信する。先程までの攻撃魔法の威力と精度、そしてこの剣さばき。そして現在のディケンズ辺境伯領を巡るアイレス魔導皇国の立ち位置。それらを総合すると、この目の前の男は、神帝師団と並び「最強」と称される、銀の刃連隊の構成員だ。 - [DC-16-01:イレムとエリシェル](https://ken1shiki.com/dc-16-01/) - グラヴァードの予想は見事に的中した。エリシェルに率いられたディケンズ軍は、混乱を好機と捉え、帝国軍陣地へと総 - [DC-15-03:運命と魔神](https://ken1shiki.com/dc-15-03/) - それからすぐに、カヤリはグラヴァードと合流した。グラヴァードもまた、アルディエラム帝国軍の本陣が見えるところ - [DC-15-02:宣告](https://ken1shiki.com/dc-15-02/) - あなたでは私には勝てない――カヤリは再び断定口調でそう告げた。 - [DC-15-01:圧倒する力](https://ken1shiki.com/dc-15-01/) - 見つけた! ケーナの目が獲物を視認した肉食動物のそれよろしく、大きく見開かれる。敵の魔導師は本陣の外縁部に - [DC-14-02:血まみれの儀式](https://ken1shiki.com/dc-14-02/) - 魔力の密度はさらに上がる。圧死させられそうなほどの重さが、ファイラスの全身にのしかかる。ファイラスはたまらず - [DC-14-01:歪んだ力](https://ken1shiki.com/dc-14-01/) - ファイラスは隔離病棟の入り口に見知った馬車が止まっているのを確認した。完全に息が上がっていたが構ってはいられない。今この建物の中で、なにか良からぬことが起きている――ファイラスは確信していた。 - [DC-13-04:露呈する姿](https://ken1shiki.com/dc-13-04/) - 数分後、ケーナが本陣に戻ってきた時には、もはやそこは混乱の坩堝と化していた。魔導師による急襲の前には、負傷者を多く抱えた兵士たちには為す術もない。どこから飛んで来るかもわからない、即死級の攻撃魔法が降り注いできているのだ。せいぜい狙われないことを祈るくらいしか、できることがない。 - [DC-13-03:魔導師たちとの死闘](https://ken1shiki.com/dc-13-03/) - 新たな魔導師の位置はすぐに分かった。彼らは魔法を使って完全に姿を消していたが、彼らの位置には不思議な魔力が渦巻いていた。 やっぱり誰かが印を? - [DC-13-02:狼の異形と召喚師](https://ken1shiki.com/dc-13-02/) - その狼は巨大な熊、いや、それ以上に巨大だった。完全な闇色のその身体は、夜闇と影に完全に溶け込んでいる。爛々たる赤い目だけが闇の中に浮かんでいる。 - [DC-13-01:殺意の予感](https://ken1shiki.com/dc-13-01/) - 蝿の巨人との戦いで負傷した兵士を一通り治療し終わる頃には、さしものファイラスも疲労困憊だった。連日の戦闘と治 - [DC-12-03:黒騎士 vs 大魔導カヤリ](https://ken1shiki.com/dc-12-03/) - ディケンズ辺境伯の居城からでも、はるか南方の爆発は見えた。今、エリシェルは最前線の出城にはいなかった。本国に召喚されていて、そこから戻ってきたばかりなのだ。一両日中に最前線に戻る手筈になっている。 - [DC-12-02:聖魔導戦技](https://ken1shiki.com/dc-12-02/) - イレムの殲撃が蝿の巨人の顔面を直撃する。防御力の皆無な蝿の巨人の頭部は、文字通りに肉片と化した。その構成素で - [DC-12-01:蝿顔の巨人](https://ken1shiki.com/dc-12-01/) - ファイラスたち神殿騎士の到着により、最前線の兵士たちは適切な治療を受けることができるようになっていた。エウドへの後送手段も確立され、多くの負傷者が一命をとりとめた。また、エウドで治療を受けた兵士たちの少なくない数が最前線に戻ることを希望した。 - [DC-11-02:執行猶予](https://ken1shiki.com/dc-11-02/) - ファイラスと向かい合って座る老人、クォーテル聖司祭は、黙ってファイラスの報告を聞いていた。燭台の炎が、その老 - [DC-11-01:二年後の夜](https://ken1shiki.com/dc-11-01/) - それから瞬く間に季節は流れる。ケーナの病状は二年近く現状維持を続けていた。今でも油断をするとすぐに高熱を出す - [DC-10-02:繋がるパーツ](https://ken1shiki.com/dc-10-02/) - 建物の外に出てしばらく、シャリーは空を見上げて黙っていた。日はすっかり落ち、藍色の空には眩しいほどの星が輝いている。 「調査は、正直難航しているわ」 - [DC-10-01:自己評価](https://ken1shiki.com/dc-10-01/) - それから三週間が経過した。最初の一週間でシャリーはクォーテル聖司祭に直接交渉を行い、この建物に堂々と出入りする権利を獲得していた。今ではケーナの部屋は十分に清潔になり、簡素な衣装棚や机や椅子などの什器が揃えられるに至っていた。ケーナ用の車椅子もより軽く使い勝手の良いものに置き換えられていた。 - [DC-09-05:シャリーの推理](https://ken1shiki.com/dc-09-05/) - 《《魔神》》――シャリーの言葉にファイラスは目を見開く。 「魔神……というと、創世の神話に出てくる、あの?」 「そう、そのうちの一柱。私もかつて魔神と戦ったことがあるけど、人間だけでは到底勝ち目なんてなかった」 - [DC-09-04:魔神の呪い](https://ken1shiki.com/dc-09-04/) - ファイラスがケーナを車椅子に乗せて建物の外に出ると、そこには馬車がニ台いた。一台は例の食事配達係の一頭立ての小さな二輪荷馬車で、もう一台は二頭立ての四輪の荷馬車だった。こちらの馬車の側面には大きく錬金術師ギルドのマークが刻まれ、その下には最高位の階級を示す「赤いリボン」のマークがあった。 - [DC-09-03:赤い目の黒い蛇](https://ken1shiki.com/dc-09-03/) - 怒りと無力感に|苛《さいな》まれながら、水桶を手に建物に戻ったファイラスは、ベッドの上で震えているケーナを発見する。ケーナは怯えたような顔でファイラスを見る。 - [DC-09-02:バレス高司祭](https://ken1shiki.com/dc-09-02/) - やはりこいつ……。 ファイラスは建物から出るなり渋面になる。豪華な馬車に乗っていたのは、クォーテル聖司祭と - [DC-09-01:五年ぶりの空の下](https://ken1shiki.com/dc-09-01/) - ファイラスの仕事はケーナの治療だけではない。日々様々な仕事が降って湧いてくるし、日次でこなしていかなければな - [DC-08-05:人畜無害](https://ken1shiki.com/dc-08-05/) - 翌朝、ファイラスは諸々の事務仕事を終わらせるなり、幾らかの食料とシーツなどの一式を持って隔離施設へと向った。今日は神殿騎士たちもおらず、ファイラスの単独行動だった。 施設は相変わらず不気味な佇まいだったし、外まで悪臭が漏れ出てくる。この中に入るのかとファイラスは首を振る。視覚的な惨状はもう見慣れたと言っても良いだろうが、嗅覚だけは慣れることはできなさそうだった。 - [DC-08-04:癒やしの手](https://ken1shiki.com/dc-08-04/) - それから夕暮れ時までかけて、ファイラスは取り憑かれたかのように掃除をした。この部屋は長らく使われていなかった - [DC-08-03:一人の例外もなく人は救われなければならない](https://ken1shiki.com/dc-08-03/) - ファイラスはわずかに眉根を寄せる。 「しかし、聖司祭様。この建物はとても癒せる環境であるとは思えません。この - [DC-08-02:少女との邂逅](https://ken1shiki.com/dc-08-02/) - ファイラスはそれからずっとヴラド・エールの聖神殿で修業の日々を送っていた。神官としての修行の他に、治癒師として、そして医師としての修練も積み、ゼドレカに剣術も学んだ。ファイラスはどの分野においても卓越した能力を示し、各種試験にも合格を重ね、十代にして正式に「神官」の地位を与えられた。 - [DC-08-01:ゼドレカという騎士](https://ken1shiki.com/dc-08-01/) - ファイラスはアルディエラム中央帝国の帝都から遠く離れた、神殿の一つもない小さな村で生まれた。治癒師としての能力が確認されたのは八歳の頃。火事で大火傷を負った友人をその力で救ったことが始まりだった。ファイラスはその後も次々と奇跡のような力を発揮した。その噂は瞬く間に帝都にも届いた。 - [DC-07-01:剣の在り処](https://ken1shiki.com/dc-07-01/) - カヤリの報告を聞きつつ、グラヴァードは天高く流れる星の大河を見上げている。バルコニーに吹き付けてくる風は真夜中の今、少々冷たい。先日エリシェルと一戦交えた城ではなく、ディケンズ辺境伯の本城の一室だ。特殊な結界を張られたこの部屋には、誰も気付かない。 - [DC-06-03:心意気](https://ken1shiki.com/dc-06-03/) - 夕方に差し掛かる前に、ファイラス、ケーナ、そして五十名ばかりの神殿騎士たちは移動を開始しようとした。イレムはそれよりも先に、単身で最前線へと戻っていった。 - [DC-06-02:希望は多いほうが良い、だろ?](https://ken1shiki.com/dc-06-02/) - だろ? と、イレムはファイラスの肩に手を置く。ファイラスはその手を緩やかに払い除ける。 「そんなことはない。俺は――」 「加害者になりたくねぇだけだろ」 - [DC-06-01:治癒師の役割](https://ken1shiki.com/dc-06-01/) - その夜だけで、イレムは三度の襲撃に遭遇した。かつては友軍であった、死セル兵士たちによる襲撃だ。その規模はどれも小規模で、イレムが対処するまでもなく鎮圧されていた。しかし、それでも、兵士たちに夜通しの緊張を強いるのは確実で、実に効果的な攻撃だった。異形たちによって心に傷を負った兵士も少なくない。そこに来て夜間の散発的な襲撃だ。これでは治るものも治らない。 - [DC-05-02:地獄にも慣れた](https://ken1shiki.com/dc-05-02/) - そこでバーツは「そういえば」とイレムを見る。 「先程、エウドに神殿騎士が大勢、とのことでしたが。噂では二十年ぶりの聖騎士誕生か、と言われている御仁が率いておられるとか」 「ああ、そうだ。間違いない」 - [DC-05-01:最前線の指揮官](https://ken1shiki.com/dc-05-01/) - その日の深夜には、イレムは単身で最前線の野営地に姿を見せていた。転移魔法を駆使しての移動であり、かなりの強行 - [DC-04-05:治癒師のエゴ、聖騎士の義務](https://ken1shiki.com/dc-04-05/) - 最前線に行くとするか――イレムは思案の末にそう言った。 「今から?」 「ああ。まずは最前線で部隊と合流する。ファイラス、お前も来い」 「この街にはまだ大勢の重傷者がいる」 ファイラスの言葉に、イレムは首を振った。 - [【治癒師と魔剣】ギャラリー](https://ken1shiki.com/hads-gallery/) - 「治癒師と魔剣」、メインキャラのカラーイラストがとりあえず出揃ったので、ギャラリーとして公開してみようと思いま - [エリシェル(人物紹介)](https://ken1shiki.com/dc-character-elyshel/) - アイレス魔導皇国、第一騎士団・銀の刃連隊の隊員。隊員といっても、イレム所属の神帝師団と同様、構成員全員が超のつくエリートであり、その配下につく騎士・兵士は数千を数える。 - [DC-04-04:奥義発動](https://ken1shiki.com/dc-04-04/) - イレムの大剣が残像を引く。紅のマントが翻る。 「ファイラス様、あれは」 「殲撃の一つ。習得できる人間は少ない」 すっかり見物人となってしまった二人である。異形も攻撃をイレムに集中せざるを得ないようで、ファイラスたちへの攻撃はピタリと止まった。 - [DC-04-03:ヒーロー登場](https://ken1shiki.com/dc-04-03/) - 距離を取り、触手をやりすごす。そんなギリギリの戦いをしながらも、ファイラスとケーナはなんとか耐え凌いでいる。かろうじて無傷ではあったが、ふたりとも息が上がっている。これ以上動くのはさすがに厳しい状況だとファイラスは判断する。 しかし、殲撃は――。 - [DC-04-02:薄気味悪い肉の塊](https://ken1shiki.com/dc-04-02/) - 神殿騎士が異形の襲来を告げるやいなや、ファイラスたちは外に飛び出していた。さっきまであったどんよりとした空気 - [DC-04-01:前線補給基地エウドの惨状](https://ken1shiki.com/dc-04-01/) - なんだこの光景は――。 前線への補給基地となっているエウドという小さな街に到着するなり、ファイラスを含め、誰もが言葉を失った。形ばかりの防壁を抜けた先は、ハエの飛び交う地獄絵図だった。街のいたるところに兵士が転がっていた。歩いている兵士も無傷なものは皆無だ。エウドの住人たちの目にも生気がない。誰もが疲れ切っていた。聞こえるのは呻き声ばかりだったが、時々意味の分からない絶叫が混入した。 - [DC-03-02:超級のバトル](https://ken1shiki.com/dc-03-02/) - グラヴァードはまだ武器を抜かない。 「もう一度言う。その妖剣を俺に渡せ。それはたとえ《《無制御》》とはいえ、君が扱いきれる代物ではない」 「だとしても、貴様に渡すわけにはいかぬ」 「君ひとりの問題ではない。何万、あるいは、何十万と人が死ぬ」 「貴様の手に渡ればそれが十倍にならないという保証もない」 - [DC-03-01:世界の敵と妖剣使い](https://ken1shiki.com/dc-03-01/) - 晩夏の夜風が切れるほどに冷たい。甲冑姿の青年――グラヴァードの白い前髪が、いいように弄ばれる。大きな月が低い位置に浮かんでいた。ここはディケンズ辺境伯の出城の一つ。いわば最前線に位置する要塞である。 - [グラヴァード(人物紹介)](https://ken1shiki.com/dc-character-gravard/) - 「ギラ騎士団」を継承する大魔導(=魔法使いの最高位。ただし公的に定めた規則はない)、グラヴァード。「世界の敵」 - [DC-02-07:焚き火の前で正論を述べる](https://ken1shiki.com/dc-02-07/) - それにしても――ケーナは唸りながら馬を進める。 「ファイラス様、そもそもギラ騎士団って何をするためにいるんで - [DC-02-06:陣魔法](https://ken1shiki.com/dc-02-06/) - そして――。 「紫氷陣《エルヴェル・ヅォーネ》」 そう呟くと、暗黒の女性は突き出した腕を一気に振り抜いた。 「無詠唱で陣魔法!?」 - [DC-02-05:肉塊の異形](https://ken1shiki.com/dc-02-05/) - なんて化け物! ケーナは見る間に巨大化していく肉塊を振り返って舌打ちする。恐怖そのものよりも、生理的嫌悪感が先に立つ。馬車を先に逃し、ケーナとファイラス、そして数名の神殿騎士が最後尾を務める。 - [DC-02-04:声と恐慌](https://ken1shiki.com/dc-02-04/) - わかりましたと、ケーナは折れる。生き残った脱走兵たちは残らず縛り上げられ、地面に座らされている。輸送しようにも、馬車は負傷した神殿騎士たちで満員だ。脱走兵たちは歩かせるしかない。しかし、歩けないほどの負傷者もいる。 - [DC-02-03:躊躇なき一撃](https://ken1shiki.com/dc-02-03/) - 動揺したのは騎士ばかりではない。ファイラスもまた、不意に高まった魔力の濃度にあてられて、集中を乱されていた。そして立ち直ったのは騎士の方が早かった。大剣を拾い上げると、そのままファイラスを横薙ぎにしようとする。 - [DC-02-02:森の中での戦い](https://ken1shiki.com/dc-02-02/) - たちまちの内に木々に囲まれた一本道での撃剣が始まる。馬車がすれ違える程度の道幅で、逃げ道がない。弓を持つ脱走兵は数名程度だったが、それでも被害は少なくない。兵士たちはよく統率されていた。 - [DC-00-00:滅んだ世界の欠片より](https://ken1shiki.com/dc-00-00/) - 白髪、そして青い瞳の青年が、バルコニーで星空を見上げている。八月だというのに酷く冷たい夜風が、青年の髪を仄かに揺らしていく。 - [DC-02-01:脱走兵との遭遇戦](https://ken1shiki.com/dc-02-01/) - その翌日、ファイラスたちは早々に出発した。夜間には幸いにして襲撃はなかった。だが、神殿騎士たちの疲労やストレ - [DC-01-05:試作品五十五号](https://ken1shiki.com/dc-01-05/) - 薄暮の頃とは打って変わって、穏やかな晩夏の夜だった。神殿騎士たちは隊ごとに集まり、焚き火を囲んでいる。その顔には疲労と緊張がありありと浮かび、とても休めているようには見えなかった。あれだけの死セル兵士たちを見せつけられたのだ、致し方ない。 - [DC-01-04:白骨剣士との戦い](https://ken1shiki.com/dc-01-04/) - なおも群れてくる死セル兵士たち。それぞれの戦闘力はたいしたことがない。だが、数が数だ。一人で五体、あるいは六体との同時戦闘を強いられる。しかも相手は力加減を知らない。一撃でも食らえば致命傷だ。そのうえ、倒しても倒しても新手が加わってくる。文字通り、際限がなかった。 - [DC-01-03:罠の渦中、腐肉の兵士](https://ken1shiki.com/dc-01-03/) - 霧の中に現れたのは無数の死体だった。無論、ただの亡骸ではない。丘の麓に転がっていた夥しい数の兵士の骸だ。それらがまるで意志を持っているかのように剣や槍を手にして、ゆっくりとファイラスたちに向ってきていた。 - [DC-01-02:霧は濃く、深く、迫る](https://ken1shiki.com/dc-01-02/) - 丘の上の霧は、まだそれでも少しは薄かった。しかしその麓はすっかり白く覆われていて、転がっているはずの|夥《おびただ》しい数の死体も全く見えなくなっていた。 - [DC-01-01:沈黙する屍たち](https://ken1shiki.com/dc-01-01/) - 小高い丘の麓には、無数の屍が転がっていた。どれも激しく傷ついており、夏の陽気に炙られて腐敗もひどく進んでいた。残ったわずかばかりの下草はどす黒く萎びており、死体を好むキノコがぶつぶつと身を掲げていた。 - [ケーナ(人物紹介)](https://ken1shiki.com/dc-character-cana/) - 「治癒師と魔剣」に於ける、ヒロイン。18歳。金髪に緑の瞳。身長は160cm程度。 戦えるヒロインである。という - [カヤリ(人物紹介)](https://ken1shiki.com/dc-character-kayari/) - グラヴァード率いる「ギラ騎士団」の一人。と言うかこの騎士団、全部で八人しかいない。構成員をさして「グラヴァード - [イレム(人物紹介)](https://ken1shiki.com/dc-character-illem/) - 「治癒師と魔剣」に登場する。主人公・ファイラスの親友(幼なじみ)。茶髪に緑の瞳の持ち主。身長はおそらく190c - [ファイラス(人物紹介)](https://ken1shiki.com/dc-character-fyrus/) - 「治癒師と魔剣」に於ける主人公。二十代前半。黒髪に黒褐色の瞳。身長は175~180cm程度。 「治癒師」として - [LC-06-002:バレットストーム](https://ken1shiki.com/lc-06-002/) - 真っ先に爆炎を上げたのは96式装輪装甲車だった。分厚い装甲を持つはずの車両が、まるで紙を引き裂くように破壊さ - [LC-99-999:エピローグ](https://ken1shiki.com/lc-99-999/) - 二〇一九年四月。 僕らは晴れてH大学の大学生となった。 何事もなかったかのように。 だけど、そう――僕らの記憶は完全には消えなかった。 - [LC-06-001:デュエリスト&インターセプタ](https://ken1shiki.com/lc-06-001/) - タケコさんの強さは鬼神のようだった。十名を超える敵を前に、一歩も退かないどころか、圧倒していた。剣道四段とか - [LC-05-005:未来と運命と](https://ken1shiki.com/lc-05-005/) - 僕らの行く先に一つの影があった。 「還屋……」 僕はそのツインテールの姿をすぐにそうだと同定する。この場に現れ得る人物といえば、さっきの白衣の男と、この還屋未来以外にはないと思っていた。 - [LC-05-004:開示](https://ken1shiki.com/lc-05-004/) - 潜伏期間というのはな――男は律義に説明を始めた。 「C的存在のネットワークに組み込まれるための準備期間。つまり、記憶の主体をこの世界の物から俺たちの概念へと組み替えるための並行運用期間のようなものだ」 「やっぱり支配体制を変えるってことじゃないですか」 「そうとも言える。だが、それを提案してきたのは人間だ。具体的に言えば、CIROの連中だ。そいつらは後の漸科研だが。その代わりに国家の安寧を見返りとして求めてきた」 「国家の安寧……」 - [LC-05-003:美味兎屋](https://ken1shiki.com/lc-05-003/) - 美味兎屋ってどういう意味なんだろう。 男の後ろをついて玄関に入り、靴を脱がぬままに中に入っていく。そこは外観からは想像もつかない程に広く、長い廊下を歩く必要があった。内装はシンプルだったが、金色の間接照明が絶妙にアンニュイな影を構築していて、僕はまるでオルゴールのカラクリの中に入り込んでしまったのではないかとさえ錯覚した。 音が鳴っているのだ。 - [LC-05-002:可能な限り完璧なる立方体](https://ken1shiki.com/lc-05-002/) - 僕は走った。涙が出るほど肩が痛んだが、それでも。 僕を追ってきたのは二人。どんな服装かまで見る余裕はなかっ - [LC-05-001:待ち伏せ](https://ken1shiki.com/lc-05-001/) - 六月に入った頃になってようやく、僕は退院した。六月四日――久しぶりの学校である。その間、タケコさんも夏山ルリ - [LC-04-003:消された記憶](https://ken1shiki.com/lc-04-003/) - 何が起きたのかはわからない。 だが、何かは起きたはずだ。 僕は錯雑とした記憶の破片を拾い集めて、その夜に - [LC-04-002:未来を決める](https://ken1shiki.com/lc-04-002/) - 彼らの狙いは――。 その声は暫く止まった。嗤い声と共に。 「誰なの」 僕は左手で握りっぱなしになっていたナースコールのボタンを押し込もうとした。しかし、指が動かない。まるで凍り付いてしまったかのように、ピリピリとした痛みと共に、僕は身動きができなくなっていた。少女の声はひとしきり嗤ってから、悠然たるトーンで言った。 「私たちは遥か古の時代から、この世界に在る。そんな私たちが今さらパラダイムシフトなんて望むかしら。そもそも、そんな野望を持つのだとしたら、人間なんていう後発の意識体に支配者の地位を明け渡すなんてことがあるかしら?」 - [LC-04-001:白塗りの天井](https://ken1shiki.com/lc-04-001/) - 目を覚ますと同時に、僕は左肩の激痛に思わず叫んだ。 すぐに年配の看護師さんが駆けつけてきて、僕のバイタルをチェックする。 「春賀正月さん、わかりますか?」 「は、はい」 ひさびさに本名を呼ばれて、一瞬僕は混乱したりしたのだけれど、ともかくもちゃんと回答はできた。 「いててて……」 - [LC-03-005:破損した仮面](https://ken1shiki.com/lc-03-005/) - 僕らが教室に収まるのを待っていたかのように、ドアが乱暴に開けられた。僕らを含めたクラスメイトたちは、一斉に教 - [LC-03-004:チェーン・リアクション](https://ken1shiki.com/lc-03-004/) - 翌日、五月十日、木曜日。昼休み現在、チョッカは学校に来ていない。そのことについて夏山ルリカは随分と気に病んだ様子を見せていた。 「昨日何かあったの?」 - [#07-02: 勇者](https://ken1shiki.com/ussumw_07_02/) - ←previous 出発して程なくして、リヴィとウェラは眠ってしまった。タナさんも疲労が出たのか、俺の膝を枕 - [#08-02: 暗雲の生まれる場所](https://ken1shiki.com/ussumw_08_02/) - ←previous 翌朝早く、俺たちは大袈裟な雨音で叩き起こされた。氷雨が幌をしつこく刺している。 「いやぁ - [LC-03-003:アンメモライズド・キス](https://ken1shiki.com/lc-03-003/) - 僕が狙われている? さっきの今だ。その可能性があるなとは薄ら思っていたが、いざそれを突き付けられるとさすが - [LC-03-002:記憶のホログラム](https://ken1shiki.com/lc-03-002/) - その日、夏山ルリカは僕と一緒には帰らなかった。部活に寄ったというわけではないだろう。チョッカは無事に告白でき - [LC-03-001:群体と個体](https://ken1shiki.com/lc-03-001/) - なんだか大きな喪失感を感じながら、僕は窓の外をぼんやり眺めていた。ぽっかりと何かが抜け落ちてしまったような、 - [LC-02-004:内閣府情報調査室?](https://ken1shiki.com/lc-02-004/) - WRXは静かに夏山ルリカの自宅から離脱する。滑らかな加速により、夏山ルリカの姿が遠くなっていく。彼女の浮かべ - [LC-02-003:ぐるぐる廻る](https://ken1shiki.com/lc-02-003/) - 午後七時を少し回ったところで、僕らの勉強は終わった。終わったと言っても、夜また少し勉強しないとならないのだけ - [LC-02-002:還屋は何番目?](https://ken1shiki.com/lc-02-002/) - その翌日、五月二日、ゴーキは学校を休んだ。皆勤賞が狙えるんじゃないかってくらいに休まなかった男が休んだことに - [LC-02-001:濡れた女子大生](https://ken1shiki.com/lc-02-001/) - 四月は何の滞りもなく過ぎた。タケコさんは週に三回ウチにやってきて僕に勉強を教え(主に模擬試験の答え合わせとそ - [LC-01-004:レヴェリィ](https://ken1shiki.com/lc-01-004/) - それから間もなくタケコさんは部屋から出て行ったが、暫くの間、一階にてうちの母と何やら喋っていたようだった。そ - [LC-01-003:サリンジャーと魂の場所](https://ken1shiki.com/lc-01-003/) - 家には母がいて、待ってましたと言わんばかりに三人分の紅茶とお菓子を出してくる。お菓子と言っても、市販のメジャ - [LC-01-002:見えたもの、残らないもの](https://ken1shiki.com/lc-01-002/) - ゴーキとチョッカには、その場でおさらばしてもらった。タケコさん的には一緒に乗せてもOKだったようだが、とにか - [LC-01-001:真っ赤なWRX](https://ken1shiki.com/lc-01-001/) - 四月は春先とはいえ、桜はまだ一ヶ月も先になるはず。例年GWに合わせて桜は咲く。北海道におきましては、GW=桜であるから、必然的にその時期は、円山公園がジンギスカン臭くなる。カラスも肥え太る季節である。 - [LC-00-000:タケコとショーガツ](https://ken1shiki.com/lc-00-000/) - なぜだかどういうわけだかは僕にはサッパリなわけなんだけれど、明日、四月九日に高校三年生の始業式を迎える今にな - [スターダスター](https://ken1shiki.com/short_11-starduster/) - 目に見える星の数を知っているかい? そう、わかりはしないんだ。だって、人それぞれ視力は違うし。見えてる色だって少しずつ違っている。そんな中で一律「何個」ということは本当にばかばかしい。まして推定の数を誇らしげに語るのもまたばかばかしいと思う。それは誰の受け売りですかとそういう話だ。 - [エピローグ](https://ken1shiki.com/short_10-epilogue/) - こうして一つの話は終わらずに終わる――。 私はそんな感傷に浸りながら、一人、心の中で決意する。あと少しでエピローグ。あと二話、いや、あと一話もあれば、エピローグに辿り着けるだろう。だけど、どうしても続きが書けなかった。頭の中では最高のフィナーレを迎えているはずなのに、私にはそれを描き出す技量がない。共に旅をし、共に悩み、悲しみ、喜んできた彼ら彼女らに、どうしても最高の終わり方をさせてあげたかった。 - [戦士の憂鬱](https://ken1shiki.com/short_09-melancholy-of-the-fighter/) - こんなシケた店で飲んでるなんて、あんたよそ者だろ? わかるぜ、一人旅って奴だろ。こんな酔っ払いに絡まれても顔 - [我はΑなりΩなり、最先なり最果なり](https://ken1shiki.com/short_08_alpha-omega/) - いっきなりタイトルが黙示録で始まってビックリされた方もいるかもしれないけれど、あたし自身が一番びっくりしたはずだ。考えてもみて! そもそも「ヨハネの黙示録」なんてね、聖書の一つも読んだことがないあたしにとって、アニメや小説の中でしか見たことのないものだったわけ。当然、タイトルにした部分しか諳んじることはできないし、その前後の文脈だって知らなかった。ついでに言うと「最先《いやさき》なり最果《いやはて》なり」って読むんだよ。って昔付き合ってたサラリーマンが言っていた。 - [Let’s talk about space a little.](https://ken1shiki.com/short_07_lets-talk-about-space_english/) - “I couldn’t get caught again”, Alice muttered with regret. It took her forty years to reach the point where she would soon get out of the solar system. From where she is, it’s roughly 21billion kilometers to Earth; which is about 140 times the distance between the Earth and the Sun. It would take about 20 hours at the speed of light to reach the Earth. - [宇宙の話をちょっとだけしたいと思う(下)](https://ken1shiki.com/short_07_lets-talk-about-space-2/) - 僕があの恒星系を旅立ってから、もう何億年経っただろう。僕が乗ってきた深宇宙探査機はとっくに壊れてしまっていて、僕はただの意識となってこの空間——何もないけど燦然とした空間——を漂っていた。 - [宇宙の話をちょっとだけしたいと思う(上)](https://ken1shiki.com/short_07_lets-talk-about-space-1/) - また捕まえられなかったなぁ——アリスは悔しそうにつぶやいた。アリスは40年もの時間をかけて、間もなく太陽系か - [海の子](https://ken1shiki.com/short_05_children-of-ocean/) - 手を伸ばし、光を掴む。揺れる光は手のひらの内側で砕け、やがて手は水の抵抗を抜ける。空中に突き出した腕に引き上げられるようにして、私の顔は海中から脱出する。空になった肺の内側に、塩辛い空気が流れ込んでくる。 - [プライマリ・カラーズ](https://ken1shiki.com/short_04_primary-colors/) - 人間とは何なのか。多くの学者たちがその問いを残し、主張を残し、結局の所答えには辿り着けぬまま、紙媒体と歴史の - [光の瀑布](https://ken1shiki.com/short_02_hikari-no-bakuhu/) - 海の音は静かに繰り返す。風が蹴立てた痕が白く浮かぶ。岸に叩きつけられた波が砂の凹凸に毛羽立っては、たまらず逃 - [OreKyu-07-003:ピンチには必ず駆け付けると言っただろう](https://ken1shiki.com/orekyu-07-003/) - そこそこうまくいっている感じの会社員生活も、早くも十年目に入ろうとしていた。俺はずっと彼女のことを忘れられず - [OreKyu-07-004:新たな形の世界大戦](https://ken1shiki.com/orekyu-07-004/) - 結論から言うと、半年近くかかってKASUMIは無事に目を覚ました。当初こそシンギュラリティの到来と、それによ - [OreKyu-07-002:正義の人](https://ken1shiki.com/orekyu-07-002正義の人/) - 憧れの女の子がいた。中学二年の終わりに転校してしまったけれど、女番長として、男女を問わず、不良たちには恐れら - [OreKyu-07-001:再会へのイニシャライズ](https://ken1shiki.com/orekyu-07-001/) - メグ? 俺は俺に触れていたはずの手を探していた。息を殺してもメグの気配を感じることはできない。すぐそばにい - [OreKyu-06-003:楽園とはいったい……?](https://ken1shiki.com/orekyu-06-003/) - 「滅ぶって……どういうことだ」 思わず俺が声を上げた。ゴエティアは「何を言ってるんだこいつは」という表情をし - [OreKyu-06-002:罠](https://ken1shiki.com/orekyu-06-002/) - なんだかんだとあって、俺たちは昼過ぎまで寝こけてしまった。連泊で取ってあるので時間の心配はしなくても良いし。 - [OreKyu-06-001:結ばれた証](https://ken1shiki.com/orekyu-06-001/) - 俺は寝かされていた。首を巡らせてみる感じだと、ここはホテルのようだった。ベッドサイドテーブルの上にはガンタン - [OreKyu-05-003:神、曰く。](https://ken1shiki.com/orekyu-05-003/) - 意識の落下が止まって、俺は目を開ける。開けると言っても多分これは夢の中である。黒い世界が四方八方に広がってい - [OreKyu-05-002:続く違和感と……](https://ken1shiki.com/orekyu-05-002/) - 何とはなしにテレビを点けてみるけども、そこではのんびりと情報番組が放送され始めたところだった。天気も良いらし - [OreKyu-05-001:メモリのリアルタイム補正](https://ken1shiki.com/orekyu-05-001/) - はたと気が付けばそこはホテルの部屋だった。札幌出張の際に確保したホテルである。どうやらソファで寝てしまったら - [OreKyu-04-008:デッド・エンド](https://ken1shiki.com/orekyu-04-008/) - そんな予感はしていた。だが、そこに懐疑的な俺もいる。果たしてネットの情報だけで人々が簡単に汚染・誘導されるか - [OreKyu-04-007:エーヴィッヒ・ヴィーダーケーレン](https://ken1shiki.com/orekyu-04-007/) - 「だとしてもね……!」 そんなタイミングでメグが声を上げる。 「私たちが意志を持っている限り、仮にお前がヤル - [OreKyu-04-006:人はあなたが思うほどに生きたがってはいないのよ](https://ken1shiki.com/orekyu-04-006/) - 部屋の巨大なディスプレイには、ゴエティアがすでに映っていた。違和感がなくはないが、さっきまで見ていた《《不気 - [OreKyu-04-004:神を創った神を名乗る](https://ken1shiki.com/orekyu-04-004/) - 気付けば俺は怒鳴っていた。 「AIの気分次第で大事な人間と切り離されてたまるもんか!」「落ち着きたまえ」 - [OreKyu-04-002:世界は赤く染まる](https://ken1shiki.com/orekyu-04-002/) - 「不完全?」 俺たちは思わず首を傾げる。会長と社長は同時に頷いた。 「あれはゴエティアと結びついて初めて効力 - [OreKyu-04-001:会長と社長](https://ken1shiki.com/orekyu-04-001/) - 最上階は会長専用フロアで、俺たちはそれ以外の階の訪問を許されなかった。ボタンが反応しなかったのだ。 部屋の - [OreKyu-03-009:一時離脱の交渉と結果](https://ken1shiki.com/orekyu-03-009/) - 俺たちは再びゴエティアの部屋に戻り、中央の巨大なディスプレイの前に立った。それとほぼ同時に、そこに霞の姿が浮 - [OreKyu-03-008:シンギュラリティ到来のためのパスフレーズ](https://ken1shiki.com/orekyu-03-008/) - 頼むと言われたのは嬉しいのだが……。しかし勝つ算段は未だに生まれてきていない。そもそも人間二人で考えたところ - [OreKyu-01-001:連れ込まれた先は](https://ken1shiki.com/orekyu-01-001/) - 弊社に於ける給湯室というのは――一般的にはともかく――いわば、女の園だ。それもダメなカレーから立ち上る何か瘴 - [OreKyu-03-007:頼むぞ、相棒](https://ken1shiki.com/orekyu-03-007/) - どうしたらこの状況を打破できるというのか。俺とメグ姐さんはその部屋から出て廊下で考え込んだ。廊下と言っても奴 - [OreKyu-03-006:仕組まれた五年間](https://ken1shiki.com/orekyu-03-006/) - その瞬間、その大きなディスプレイの中に一人の女性の姿が現れた。それは俺の良く知る——。 「嘘だろ」 思わず - [OreKyu-03-005:魂の在処](https://ken1shiki.com/orekyu-03-005/) - 知恵比べ? 押せないエレベータのボタンを連打しながら、俺は頭の中で今までのやり取りをぐるぐると|反芻《はん - [OreKyu-03-004:ゴエティアとの対面](https://ken1shiki.com/orekyu-03-004/) - 翌日、牧内社長が直々に、俺たちを「開発部」へと案内した。そこは会社の地下深くにあり、異様なほど広大な場所だっ - [OreKyu-03-003:悪魔の証明](https://ken1shiki.com/orekyu-03-003/) - 俺の言葉に、メグ姐さんはフッと息を吐く。 「実体がある? 本当に? 見たの?」「いえ、見てないですけど。でも - [OreKyu-03-002:ガンタンク生産中のダイアログ](https://ken1shiki.com/orekyu-03-002/) - 俺たちはホテルの部屋で黙々とガンタンクを組み立てている。牧内社長からの言葉があまりに衝撃的で、俺はホテルに帰 - [OreKyu-03-001:詰問大会強制参加(ていうか主役?)](https://ken1shiki.com/orekyu-03-001/) - クライアントとの会議——というか詰問大会——は予想通りに酷いものだった。確かにこれ、メグ姐さんじゃなかったら - [OreKyu-02-003:ガンプラの前では自分を偽れないだけよ!](https://ken1shiki.com/orekyu-02-003/) - 嬉々としてエスカレータに飛び乗ったメグ姐さんは、振り返って言う。 「ガンプラと言えばヨドバシカメラ。コレ、北 - 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承前 その声が、「おかお」という文字がキンキンと響き、私の脳の中で音の形象崩壊を起こす。 「こ、この子は、な - [寝癖ナオシ帽子 第漆話](https://ken1shiki.com/mimitoya-05-07/) - 承前 ――何でだろう。 どうやって持っても、ショルダーバッグを引きずってしまう。持ち上げても、持ち上げても - [寝癖ナオシ帽子 第伍話](https://ken1shiki.com/mimitoya-05-05/) - 承前 「ねぇ、おかおおかおおかおおかおおかおおかおおかおおかおおかおおかおおかおおかおおかおおかおおかおおかお - [寝癖ナオシ帽子 第肆話](https://ken1shiki.com/mimitoya-05-04/) - 承前 バリ……? 私はその音を捕えた我が耳と、目の前の光景を捕えている我が目の正当性を疑った。頭の中で現象 - [寝癖ナオシ帽子 第参話](https://ken1shiki.com/mimitoya-05-03/) - 承前 「え……?」 思わず聞き返す私。 「だから、お前は何の用でここにいるんだ?」 いったいぜんたい、この - [寝癖ナオシ帽子 第弐話](https://ken1shiki.com/mimitoya-05-02/) - 承前 びみ……うさぎや? 何の看板だろう? いや、そもそも……ここは店なんだろうか。 考えながら、私は恐 - [「腰痛剣士と肩凝り魔女」、コソコソ話(というか【あとがき】とか後日談とか)](https://ken1shiki.com/appendix-unswordable_swordman_and_unmagicable_witch/) - 「腰痛剣士と肩凝り魔女」いかがだったでしょうか。お読みいただきアリガトウゴザイマス。お読み! いただき! あり - [寝癖ナオシ帽子 第壱話](https://ken1shiki.com/mimitoya-05-01/) - ああもう、腹が立つ。 また残業だ。あと何分かで明日じゃないか。 つい半年前は、二十代で管理職になれたこと - [循環想像リアクション 第壱話](https://ken1shiki.com/mimitoya-04-01/) - コンビニでカップラーメンとおにぎりを買い、入り口の外で座り込んでいる粋がった連中を心のなかで|見下《みくだ》 - 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[05-007「神の仕事」](https://ken1shiki.com/aki2093-05-007/) - ←previous episode > module.getReady(TH) なるほどな。 アサク - [05-006「深淵なるもの」](https://ken1shiki.com/aki2093-05-006/) - ←previous episode > gsl.combat(*doll) 不思議な世界だな、ここは。 - [05-005「アサクラの望み」](https://ken1shiki.com/aki2093-05-005/) - ←previous episode > aaaaaaaaaaaaaaaaaaaaaa_ 全GSLの撃破 - [05-004「溜息をつく」](https://ken1shiki.com/aki2093-05-004/) - ←previous episode > _ そこからもスムーズにGSL殲滅戦は続き、アキたちはさしたる - [05-003「八体のGSL」](https://ken1shiki.com/aki2093-05-003/) - ←previous episode > openLogicalDomain(GSLs, friends) - [05-002「シルス・マリアにて思索せん」](https://ken1shiki.com/aki2093-05-002/) - ←previous episode > op = "Sils Maria" > Operation - [05-001「鍵」](https://ken1shiki.com/aki2093-05-001/) - ←previous episode > Key k = new key() > pass.supp - [セイゼン眼球ケーブル 第弐話](https://ken1shiki.com/mimitoya-02-02/) - 承前 男に導かれた先はだだっ広い空間だった。一般的には|居間《リビング》というのだろうが、それにしては異様な - [04-009「彼らの目指す先」](https://ken1shiki.com/aki2093-04-009/) - ←previous episode # sys.stdout.write("44GV44GB44CB57SE5 - [04-008「双頭の蛇」](https://ken1shiki.com/aki2093-04-008/) - ←previous episode >>> _ この世界を何だと思っている? アキは一瞬 - [セイゼン眼球ケーブル 第壱話](https://ken1shiki.com/mimitoya-02-01/) - 頭がクラクラする。意識が朦朧として、まるで湿った|蒟蒻《こんにゃく》の上を歩いているようだ。着ているものは| - [04-007「福音の徒」](https://ken1shiki.com/aki2093-04-007/) - ←previous episode > bfmt.call(GodSpellLeader) その時だ。 - [04-006「スタンドアロナイズ」](https://ken1shiki.com/aki2093-04-006/) - ←previous episode > bfmt.attack(target) ベルフォメトは地上のあ - [04-005「ベルフォメトの威容」](https://ken1shiki.com/aki2093-04-005/) - ←previous episode > GSL bfmt = new GSL(obj) おい、いい加減 - [04-004「聖女と黄金の剣」](https://ken1shiki.com/aki2093-04-004/) - ←previous episode > sys.stdout.write("私は事がここに至ってようやく - [04-003「カリキュレイション」](https://ken1shiki.com/aki2093-04-003/) - ←previous episode > sog.logicalCombat() > Fatal e - [04-002「黒騎士」](https://ken1shiki.com/aki2093-04-002/) - ←previous episode > sog.command(BlackKnight bk = new - [04-001「現実を薙ぐ光」](https://ken1shiki.com/aki2093-04-001/) - ←previous episode > _ 結局のところ、ヒキとアヤコは《《しっかりと》》存在していた - [03-012「現実を観測するもの」](https://ken1shiki.com/aki2093-03-012/) - ←previous episode > agn.detect("CrystalDoll") > d - [03-011「現実世界を包含するもの」](https://ken1shiki.com/aki2093-03-011/) - ←previous episode > Agnes agn = new Agnes("theWorld" - [03-010「造物主を真似る」](https://ken1shiki.com/aki2093-03-010/) - ←previous episode > gr.watch(target) ――で、エメレンティアナは? - [03-009「パンドラの匣に手を掛ける」](https://ken1shiki.com/aki2093-03-009/) - ←previous episode > callGSL("Bahamut") 『|顕現《けんげん》せよ、 - [03-008「もしかして、死んだ?」](https://ken1shiki.com/aki2093-03-008/) - ←previous episode > em.appear() > em.invade(targe - [03-007「アキの消失」](https://ken1shiki.com/aki2093-03-007/) - ←previous episode > em.getTarget(target) > em.acc - [03-006「電脳侵食」](https://ken1shiki.com/aki2093-03-006/) - ←previous episode > em.startCombat(target) アキとミキは、都 - [【myキャラ紹介】キャラクター名](https://ken1shiki.com/mycharacters-infocard-1410/) - 基本情報 キャラクター概要 キャラクターについてを書きます。 改行を行えますが、タグはほぼ無視されますので使わ - [03-005「閉鎖系ネットワーク」](https://ken1shiki.com/aki2093-03-005/) - ←previous episode > call("Katagiri").avator(1) 出たとこ - [03-004「ちらつく米国の影」](https://ken1shiki.com/aki2093-03-004/) - ←previous episode > em.ghostHack(targetArea) 「無事で何より - [「ひとりぼっちのソユーズ」- 読書感想文](https://ken1shiki.com/book-report-001/) - この「読書感想文」企画を始めた最大の動機は、実はこの作品の存在なんです。というわけで、本企画第一号は「ひとりぼ - [03-003「雑踏を引き裂く弾道」](https://ken1shiki.com/aki2093-03-003/) - ←previous episode > em.attack("snipe", target) 空気を読 - [03-002「オンライン/オフライン」](https://ken1shiki.com/aki2093-03-002/) - ←previous episode > call("Emerentiana") 「すっかり夜だな」 「 - [03-001「意志の宿る場所」](https://ken1shiki.com/aki2093-03-001/) - ←previous episode > notice ntc = gr.watch("Aki") > - [02-004「意志を産むマトリクス」](https://ken1shiki.com/aki2093-02-004/) - ←previous episode > contents = talk.setTopic("Matrix - [暗黒の魔女は、彼岸の色に染まる(5)](https://ken1shiki.com/witchs_oratorio_shortstory_02-05/) - 「魔女のオラトリオ」関連短編――。 ←(4)へ マグダレーナは身体を拭いて着替えを済ますと、「さて、ターニャ - [暗黒の魔女は、彼岸の色に染まる(4)](https://ken1shiki.com/witchs_oratorio_shortstory_02-04/) - 「魔女のオラトリオ」関連短編――。 ←(3)へ マグダレーナは意を決したように息を吸い、静かに話し始める。 - [暗黒の魔女は、彼岸の色に染まる(3)](https://ken1shiki.com/witchs_oratorio_shortstory_02-03/) - 「魔女のオラトリオ」関連短編――。 ←(2)へ ターニャは表情を|強張《こわば》らせたまま、マグダレーナの長 - [啾啾ト哭ク赤イ布 第弐話](https://ken1shiki.com/mimitoya-01-02/) - 承前 その声に、思わず足が止まった。《《ぴたり》》と。私の足が。 背中の毛穴全てが、ワイシャツ内の湿度を何 - [啾啾ト哭ク赤イ布 第壱話](https://ken1shiki.com/mimitoya-01-01/) - 私は悔しかった。そして途方に暮れていた。 誰に怒りをぶつける事も、愚痴を言う事もできない。ただ、白いままの - [サイトマップ](https://ken1shiki.com/sitemap/) - このサイトは、数年単位の時間をかけて成長していく、はず。いくつものサイトが同居する……ようなイメージでいます。 - [02-003「レヴェレイタ」](https://ken1shiki.com/aki2093-02-003/) - ←previous episode > Organization orgn = new Organiza - [あなたが最も【読む】際に利用する小説投稿サイトは?](https://ken1shiki.com/questionnaire-005/) - ご協力お願いします。 - [暗黒の魔女は、彼岸の色に染まる(2)](https://ken1shiki.com/witchs_oratorio_shortstory_02-02/) - 「魔女のオラトリオ」関連短編――。 ←(1)へ マグダレーナはその場から一歩も動かない。飛来する光や炎の槍を - [02-002「ジ・オリジン」](https://ken1shiki.com/aki2093-02-002/) - ←previous episode > AvanDa.create("doll",10) > do - [あなたが一番「書きたい」「書いている」ジャンルはどれですか?](https://ken1shiki.com/questionnaire-003/) - 是非ご協力をお願いします。 - [あなたが【小説サイト】で、一番「読みたい」「読んでいる」ジャンルはどれですか?](https://ken1shiki.com/questionnaire-004/) - 是非ご協力をお願いします。 - [あなたが投稿している小説投稿サイトは?](https://ken1shiki.com/questionnaire-002/) - 是非ご協力をお願いします。 - [あなたが自作小説を宣伝するのに使うのはどこですか?](https://ken1shiki.com/questionnaire-001/) - 是非ご協力をお願いします。 - [02-001「クロースコンバット」](https://ken1shiki.com/aki2093-02-001/) - ←previous episode > AvanDa.getSetGoal(... デタラメにも程があ - [01-002「卒塔婆立つ中央制御室」](https://ken1shiki.com/aki2093-01-002/) - ←previous episode > import GSLx > GSLx.awake("Ava - [01-001「メンテナンス」](https://ken1shiki.com/aki2093-01-001/) - ←previous episode > aki.sendRestart(mode, ev) またひどく - [00-000「セントラル・フラッガ」](https://ken1shiki.com/aki2093-00-000/) - import GSL #54Sh56+A5pON44Gr5ZCQ44GN5Ye644GV44KM44KLMjD - [暗黒の魔女は、闇の彼方に希う](https://ken1shiki.com/witchs_oratorio_shortstory_01/) - 「魔女のオラトリオ」関連短編――。 ターニャ。あんたの名前は今日からターニャさ。 夢か|現《うつつ》か判然 - [#99-01: 対価と願掛け](https://ken1shiki.com/ussumw_99_01/) - ←previous 外に出た俺たちを待っていたのは、六人の王国騎士と、御者と、馬車だった。王国騎士たちの鎧は - [#08-05: 最終決戦](https://ken1shiki.com/ussumw_08_05/) - ←previous 俺はタナさんと手を重ね、身体を支え合いながら、一歩また一歩とエリザと悪魔に近付いていく。 - [#08-04: ガルンシュバーグ](https://ken1shiki.com/ussumw_08_04/) - ←previous 老人は白い炎を上げて燃えた。 |哄笑《こうしょう》を|遺《のこ》して、その身体は瞬く間 - [#08-03: カルヴィン伯爵の姿](https://ken1shiki.com/ussumw_08_03/) - ←previous 火の精霊がいなければ、俺たちはこの真っ暗な城の中で途方に暮れていたかもしれない。念のため - [#08-01: 地獄の入口](https://ken1shiki.com/ussumw_08_01/) - ←previous それ以降、特にこれといった襲撃もなく、俺たちは進んだ。小さな村を三つばかり通過したのだが - [#07-06: 恐怖と不安](https://ken1shiki.com/ussumw_07_06/) - ←previous それから一週間、俺たちはひたすら西に向かって進み続けた。幸いにして街道は整備されていて、 - [#07-05: エリザからの刺客](https://ken1shiki.com/ussumw_07_05/) - ←previous 翌朝、未だ|朝靄《あさもや》が|烟《けぶ》る時分、俺たちはすでに馬車の人となっていた。 - [#07-04: 求婚の言葉](https://ken1shiki.com/ussumw_07_04/) - ←previous そんな幸せな時間は長くは続かなかった。 腰が――死んだのだ。 食事を終えて部屋に戻っ - [#07-03: いろはもみじの葉の下で](https://ken1shiki.com/ussumw_07_03/) - ←previous それから三日後の昼過ぎに、俺たちは人口数万を数える大きな街に入った。位置づけ的にはあの城 - [#07-01: 異端審問官の決意](https://ken1shiki.com/ussumw_07_01/) - ←previous 広場の俺たちのところに、カディル審問官がウェラとリヴィを連れてやって来た。王国騎士たちも - [#06-07: 向こう百年黙ってな!](https://ken1shiki.com/ussumw_06_07/) - ←previous 白銀の翼を持つ白い悪魔は咆哮した。それは俺の頭の中で跳ね回り、やがて意味を持ってくる。 - [#06-06: 白き翼と鎖の悪魔](https://ken1shiki.com/ussumw_06_06/) - ←previous エリさん、と、タナさんが呼ぶ。その左手は俺の腰に添えられている。 「一応確認するけどさ」 - [#06-05: エリさんの出自](https://ken1shiki.com/ussumw_06_05/) - ←previous ふぅん――そんな声が聞こえた。タナさんのものだ。 「それじゃ、聞かせてもらおうじゃないか - [#06-04: 魔女たちの目論見](https://ken1shiki.com/ussumw_06_04/) - ←previous その後、俺たちは一時間ばかり待ってから、例の広場へと出向いた。ちょうど昼時ではあったが、 - [#06-03: 教会と異端審問官](https://ken1shiki.com/ussumw_06_03/) - ←previous カディル審問官は、一刻と経たぬうちに俺たちの前に姿を見せていた。相当急いでやって来たのだ - [#06-02: 呪われし都市](https://ken1shiki.com/ussumw_06_02/) - ←previous それからほぼ三日間が経過したが、タナさんはほとんど寝たきりだった。時々意識が戻ることはあ - [#06-01: 重ねる想い、精霊の応え](https://ken1shiki.com/ussumw_06_01/) - ←previous タナさんは部屋に戻るなり気を失った。本当に糸の切れた操り人形のように、|崩《くず》|折《 - [#05-03: 月が、綺麗だね。](https://ken1shiki.com/ussumw_05_03/) - ←previous 浴場への途中で、ウェラを背負ったリヴィとすれ違った。 「ウェラってば、お風呂で限界きても - [キャラクターシートを作ってみる](https://ken1shiki.com/how-to-make-character/) - 小説を書くにあたって、絶対に欠かせないのが「登場人物」。どういったところに注意してキャラクターを作るか、なにもないところでふわっと作ってる人が多い気がするので、なんとなくガイドになればいいなと思って書いてみました。 - [#05-02: アタシは自分の生き方を肯定したいだけなのさ](https://ken1shiki.com/ussumw_05_02/) - ←previous タナさんはベッドの真ん中まで移動すると、俺に背を向けて帯を外した。そしてするりと肩をはだ - [#05-01: くつろぎの時](https://ken1shiki.com/ussumw_05_01/) - ←previous 異端審問官カディルは、よほどタナさんが怖かったらしい。混乱冷めやらぬこの都市に於いて、驚 - [#04-08: 魔女の印](https://ken1shiki.com/ussumw_04_08/) - ←previous さて。 俺は役人と兵士に取り囲まれ――もとい、護られている異端審問官を見た。カディルと - [#04-07: 魔女たち](https://ken1shiki.com/ussumw_04_07/) - ←previous 爆炎――そう呼ぶに相応しい炎が広場を包み込む。俺はウェラを背中に守ろうとしたが、全方位が - [#04-06: アタシの中の悪魔が囁くのさ](https://ken1shiki.com/ussumw_04_06/) - ←previous ウチ、もう見てられへん――リヴィがガナートの剣を抜いた。炎の柱が俺とリヴィの間に生まれる - [#04-05: 魔女と元魔女](https://ken1shiki.com/ussumw_04_05/) - ←previous 役人は兵士たちに命じて、異端審問官を広場の中央に引っ張り出した。異端審問官はまだ何事か喚 - [#04-04: 青い焔](https://ken1shiki.com/ussumw_04_04/) - ←previous 衝撃波をまともに受けて、俺たちは背中を地面に打ち付けることになってしまった。 「ちっくし - [#04-03: 魔女狩りと処刑台](https://ken1shiki.com/ussumw_04_03/) - ←previous 店を出るなり、俺たちは身動きが取れなくなった。凄まじい数の人々が通りを埋め尽くしている。 - [#04-02: 城塞都市](https://ken1shiki.com/ussumw_04_02/) - ←previous それから一週間少々移動して、俺たちはベラルド子爵領とキンケル伯爵領の境界線上にある城塞都 - [#04-01: タナさんの過去](https://ken1shiki.com/ussumw_04_01/) - ←previous その日の昼、混乱の収まらないベラルドの城から、俺たちは出発した。ガナートが「これ以上迷惑 - [#03-06: 女公爵エリザの伝説](https://ken1shiki.com/ussumw_03_06/) - ←previous どうしたものかな? 迫ってくる騎士たちを見、溶けた地面を見、俺は考える。 「魔女って言 - [#03-05: 導火線](https://ken1shiki.com/ussumw_03_05/) - ←previous キース派が黙ってるわけはないと思っていた。だが、まさかこんなすぐに城を取り囲んでくるよう - [#03-04: 形見と呪い](https://ken1shiki.com/ussumw_03_04/) - ←previous 翌朝、俺が目を開けると、タナさんと娘二人はすでに着替えまで済ませていた。タナさんは黒いド - [#03-03: タナさんの告白](https://ken1shiki.com/ussumw_03_03/) - ←previous このまま屋敷にとどまっていてもあまり良いことはなさそうだ――という直感めいたものはあった - [#03-02: 貴族の血](https://ken1shiki.com/ussumw_03_02/) - ←previous 俺たちは夜中に差し掛かる頃になって、ようやくベラルド子爵の邸宅――というより城――に到着 - [#03-01: 竜族の少女](https://ken1shiki.com/ussumw_03_01/) - ←previous 赤毛の少女はリヴィと名乗った。大きな青い瞳が、今の戦いの興奮からか、夜の町灯りを反射して - [#02-05: 狂った精霊](https://ken1shiki.com/ussumw_02_05/) - ←previous 翌日の夕方、まもなく夜になろうかという頃になって、俺たちは大きな街に入った。この都市の真 - [#02-04: 魔女狩りの動機](https://ken1shiki.com/ussumw_02_04/) - ←previous 何より嬉しかったのが、この「幌馬車」という移動手段を確保できたことである。夏の日差しを防 - [#02-03: 貴族の魔女狩り](https://ken1shiki.com/ussumw_02_03/) - ←previous カルヴィン伯爵を訪ねる旅は、なかなか進まない。原因は言うまでもなく、俺の腰だ。三時間に一 - [#02-01: 幼女(精霊使い?)登場!](https://ken1shiki.com/ussumw_02_01/) - ←previous 休み休みながらも頑張って夜通し歩いた俺たち。幸いにして追っ手はなかった。俺も《《おまもり - [#01-02: 腰痛持ちと肩凝り持ちの目指す先は?](https://ken1shiki.com/ussumw_01_02/) - ←previous 夜も夜、こんな良い時間に駅馬車が巡回しているはずなどない。そもそもここが辺境と言われる所 - [#01-01: 魔女狩りからの、旅立ち](https://ken1shiki.com/ussumw_01_01/) - 王都からは気が遠くなるくらいに離れた、ドがつくほどの辺境の町。それでもまだ《《町》》と言える体裁を保っていら - [#00-00: 迎撃戦](https://ken1shiki.com/mas_sto_00-00/) - 現在、「お試し版」ということで「創世のスカーレット」、第一話を掲載しています。カクヨムでは全文掲載、完結済みで ## 固定ページ - [「創発領域」統合INDEX](https://ken1shiki.com/) - ようこそ、|創発領域《ドメイン・オブ・エマージェンス》へ。 当サイトの管理人についてはこちら。趣旨等はこちらで - [一式なう。](https://ken1shiki.com/isshiki_now/) - このページは、 一式の現状 をお知らせするためのページです。ツイッターもどき的な。一人空間で文字通り一人でつぶやきます。ログは適当に消します。なのでこまめに見に来てください(?) 更新情報なんかもつぶやくと思います。 - [読書感想文のページ](https://ken1shiki.com/book-report/) - 今までいろんな本を読んできた私ですが、ここでは新旧問わず、皆さんにオススメしたいような作品について書いていきた - [一式鍵について](https://ken1shiki.com/about_me/) - 一式鍵(いっしき・けん)です。Ken Isshikiです。一応アルファベットでも書いておいた。 現在、このサイ - 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