大魔導と闇の子-INDEX
少女は、十歳にして大魔導の力を発現し、その結果、故郷の村を灰燼に帰してしまう。
大魔導ハインツは、この稀有な能力を持つ少女――カヤリ――を妖剣テラの贄に選ぶ。そして部下の"炎使い"ヴィーに命じて、テラとの魔力結合実験に挑む。
ハインツとハインツの所属するギラ騎士団の真の目的に気が付いた大魔導グラヴァ―ドは、部下の"人形師"トバース、闇エルフの"歪曲者"セウェイらに命じ、カヤリの奪取とハインツの殲滅を命じる。
グラヴァ―ドとハインツ、二人の大魔導は、カヤリを巡って睨み合う。
互いの掲げる正義はぶつかり合い、そして――。