寝癖ナオシ帽子 第漆話 美味兎屋・本文 Twitter Facebook はてブ Pocket LINE コピー 2022.02.01 美味兎屋 表書き Bookmark0 承前 ――何でだろう。 どうやって持っても、ショルダーバッグを引きずってしまう。持ち上げても、持ち上げても、バッグ本体が持ち上がらない。 ――なぜだろう。 私はバッグの中にある薄汚れた野球帽を見ながら、赤い看板を見上げていた。そこには読めない漢字が四つ、書いてあった。 寝癖ナオシ帽子・完 Bookmark0
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